プロフィール①
【第1話】「人が変わる瞬間」を見たことがありますか?
●どうして思ったことが伝わらないんだろう?
●この子は何を考えているんだろう?
●いつになったら「変わってくれる」のだろう?
お子さんにこう思ったことはないでしょうか?
おそらく誰しもが一度は思ったことがあるでしょう。僕自身も両親にそう思われていたのでは?と今になって思います。(今もかもしれませんが・・・)
それは中学1年生の時のことです。通っていた中学校では「悪さばかり」先輩は暴走族に入る人がいたり、友達は学校でタバコを吸っていたり。そんな環境の中、決してまっすぐには育ちませんでした。
ケンカも何度もしましたし、クラスで問題も起こしました。学校では指導のため名指しで呼び出し放送されたこともあります。それを聞きながらもコソっと帰ったことを昨日のように思い出します。
親も学校に何度も呼び出され、この子を「どうしたらいいのか」と思ったことでしょう。それでも「悪さ」は日を増すごとに増え、自分でも自分のことは「どうでもいい」と思っていました。
兄弟は3人おり、末っ子のため一番甘やかされて育ちました。思春期にかまけ、兄弟ともぶつかりました。今でも覚えているのは勢いで「包丁」を取り出したことです。ケンカしていた僕の姉はその姿に動揺せず「刺せるものなら刺せ!」ってすごんだことで納めました。今思えば、なんであんなことをしたのか自分でもわかりません。
(今では兄弟の仲は良すぎるくらいです)
将来のことなんか微塵も考えていませんでしたし、今考えると「相当危ないやつ」でした。ただ、それをひっくり返すほどの【大きな出来事】があったからこそ今は人様の前に立って話ができます。そのこともあって、落ち着かない子どもの気持ちもわかりますし、勉強の大切さが分からないのも理解できます。
【人が変わる瞬間】は意図せず訪れます。何が自分を変えてくれるかわからないものです。何があったから、今の「太田」があるのか。その辺りを少しずつ書いていきますので、お暇な際に読んでいただけたらと思います。